映画「シャイン」あらすじ

実在するピアノ作曲家ヘルフゴットの生涯を描いた映画です。幼少の頃より英才教育を受けた少年は父親の厳しい教育により自尊心がなくなっていました。ピアノの腕前を上げ自慢したい父親は、手元に息子を置いておきたい。そんな父親家族の元から離れきちんとした英才教育を受けるべきだと唱えるピアノの先生。少年は留学の道を絶ち普通の学生生活を送りますが、ピアノの腕前はメキメキと上達してきました。きちんと自分で自信を持ち音楽大学に入学する際、彼は自分の意思で音楽大学に行くことを決意します。当然父親は自分から離れていくことを良しとしませんので、半ば勘当という状態で音楽大学に留学に出てしまいます。大学生活でピアノの上達する青年は、自分の音楽の才能を発揮します。こうして大会で優勝するのですが、その大会後病に倒れてしまいます。脳に障害が残った青年は、その後精神病院に通うことになってしまいました。こうして障害者として生きていたヘルフゴットですが、精神病院のピアノ講師にかつてファンであったことを打ち明けられたことから進み始めます。身元引受人に名乗り出たことにより、病院を出るときがきました。自分一人で生活するのですが、ある町のバーでピアノを弾く機会があったのです。ピアノを奏でた結果そのピアノのあまりに美しい旋律に多くの客が魅了され、そのバーでピアニストとして生計を立てることができるようになりました。バーで働くことになったおじさんは、たまたまあった記者に新聞記事にされ。

映画「シャイン」感想

青年の人生が進むと同様に、彼と父親との心理描写は並行して進みます。父親は自身の承認欲求を満たすため、息子を利用していたことから自然に衝突が起き、青年から自分の自我が芽生え自立していくことと、子供のアイデンティティと父親の承認欲求との間で衝突が起き、それにより母親や妹が巻き込まれ家族がバラバラになっていく描写が、ものすごくうまく描かれてると思います。自分こそ大きな存在であり、家族を守るべきであると唱える一方そういった境遇により青年が育たないという、これにより青年が一生のトラウマを心に刻まれ、このドラマは父親が死んでなお主人公に残り続けています。最後のシーンから読み取れるのは父親が死んだことにより、自分を解放されるのではなく、ただ単に無に帰するという虚無感に包まれただけのことでした。二人の人間関係は貧困が少なからず影響しているものだと考えられ、経済的に恵まれていれば多少の齟齬が減らされたのではないかと思う次第であります。